大変御多忙の折、2日に渡りサマークラークをさせて頂き、心より感謝申し上げます。
私が貴所のサマークラークに申し込んだ理由は、専門分野に特化した法律事務所の特徴を肌で感じ、今後の法曹としての人生の糧としたいという点にありました。
貴所は、交通事故に特化した法律事務所であり、交通事故に関連した業務を経験できると予想していましたが、実際のサマークラークではその予想を大きく上回りました。
初日は、神田先生の交通事故事件の相談の事前検討・相談の同席から始まり、企業法務に関する記事の執筆、壹岐先生の知的財産法の相談の検討、江藤先生の会社間の事案の検討といった様々な分野の法律問題の検討をさせて頂きました。
今までは、机の上で事例問題を解くばかりでしたが、先生方に出して頂いた問題はどれも一筋縄ではいかないような考えさせる実務の問題であり、学ぶことが大いにありました。
まず、交通事故の相談については、どのような点を重視して質問するべきか、留意すべき点を教えて頂きました。
交通事故については、ロースクールでも取り組んだことがなかったため、依頼者に応じて質問や態度を臨機応変にするという最も大事な点を気づくことができました。
また、知的財産法の検討や会社間の事案の検討については、実際にどのような構成を採るべきか、依頼者の求めていることはなにかを意識した解答をせねばならず、満足のできる解答をすることはできませんでした。
しかし、先生方の解説によって、疑問が解消され、実務ではどのように対応するべきかを学ぶことが出来ました。
二日目は、交通事故事件の起案と解説を櫻井先生にして頂きました。
交通事故事件の検討は、全く機械的な作業ではなく、依頼者の事情に応じて、適切な対応をしなければならないということに気付かされました。
私は、形式的に赤本に当てはめてしまう部分があり、満足のいく解答をすることが出来ませんでしたが、櫻井先生の解説でハッと気付かされる部分が多々ありました。
依頼者の要求に応えるために、弁護士としてベストの主張をすること、弁護士として必要な知識の多様性等、様々なことを教えて頂きました。
また、宮田先生には、貴重な時間を割いて頂き、貴所のあり方や弁護士事務所の特徴や選び方のポイント等を教えて頂きました。
私は、他のロースクール生と比べて、就活について理解している方であると自負していましたが、宮田先生にして頂いた話はどれも初めて聞く情報や考え方ばかりで、今後の就活にとって大変参考になりました。
先生方には、サマークラーク中、様々な話をして頂いたり、気に掛けて頂いたり、大変お世話になりました。
また事務員の方々にも、お心遣い頂き、大変お世話になりました。
2日間があっという間で、大変充実した研修を経験させて頂きました。心より感謝申し上げます。
また機会がありましたら、何卒宜しくお願い致します。