AIを「使える人」から「組織の力」へ — セミナーで考えたこと

はじめに

代表弁護士の宮田です。

8月20日、東京で開催された船井総研主催の経営戦略セミナーに参加しました。特に印象に残ったテーマの一つが「AIエージェント」です。

なかでも印象的だったのが、GensparkのCEOが「80人で800人分の仕事をしている」と話していたことです。AIが人の作業を代替するだけでなく、AIが他のAIを管理するという仕組みも活用されているとのことでした。

生成AIの進化は非常に速く、ここで書くことも1年後には変わっているかもしれません。それを前提に、現時点で当事務所が目指したいAI活用について書いてみます。

AIを使う人によって差が出る

現在、当事務所でもChatGPTなどの生成AIを各自が業務で活用していますが、現状はあくまで個人での活用が中心です。そのため、使いこなす人とそうでない人で成果に差が出てきます。

また、ChatGPTは当事務所が多くの案件を通じて積み上げてきた経験やノウハウを知っているわけではありません。NotebookLMのように自分で資料を読み込ませて活用できるツールもありますが、これも基本的には個人が資料を用意して使うものです。

AIを「組織の力」にできないか

そこで目指したいのが、事務所全体で利用できるAIエージェントです。 過去の案件対応や資料からAIが必要な情報を探し出し、下調べや下書きをサポートする。

こうした仕組みができれば、個人のスキルに頼らず、メンバー全員が一定水準でAIを活用できる環境に近づけるはずです。

経験を共有し、人にしかできない仕事へ

夏のイメージ

経験の浅い弁護士やスタッフも、先輩たちのノウハウをAI経由で活用すれば、一定の水準から仕事を始められます。

経験を積んだメンバーも、下調べや資料作成の時間を減らし、専門的な判断や依頼者対応など人にしかできない仕事に時間を使えます。もちろん最終判断は、これまでと同じく人が行います。

現時点で目指したいAI活用

今回のセミナーを通じて感じたのは、「AIを使える人を増やす」だけでなく、「AIを組織に浸透させる」ことの重要性です。

事務所の経験とAIを組み合わせ、組織全体の質と生産性を高め、生まれた時間を専門的な判断や依頼者対応に使う。これが現時点で当事務所が目指すAI活用のかたちだと感じました。

ブログの最新記事

法律相談受付中!どんな些細なことでもお気軽にご相談下さい
企業の法律相談
個人の法律相談